現在保有している不動産(戸建て・アパート)などで老朽化が進み取り壊し、再建築をしようとしても、現在の法律上再建築が出来ない物件も多く、そのまま放置している大家さんも少なくないのではないでしょうか。

再建築が不可能などの理由から売却を考えている大家さんも多く、不動産取引情報に売却案件として掲載しているのをよく目にします。売却するのではなく、老朽化した家を活かす方法をご紹介いたします。


大規模修繕

こちらは費用を安く済ませ、古家を新築のような建物に修繕する方法になります。再建築が不可能な場合や、工事に費用をかけたくないかたにオススメの方法です。弊社近隣の築古物件の対策としてされていることが多いです。新築同様の物件にすることにより、今まで以上の家賃収益を得ることが出来ます。

不動産を保有していたい方が好まれる方法であり、売却をお考えの方にはお勧めできません。再建築が出来ない物件の場合は、この方法をとるのが一般的とされています。


物件用途を変更する

物件周辺環境に影響されますが、テナントや、事務所として利用する事も出来る物件に変更するのも手段の一つになります。建物用途が居宅や共同住宅では、テナントや事務所として貸出・利用してはいけません。登記簿の変更等の手間は必要ですが、建物の利用用途を変更する事により、賃貸募集窓口を広げる事が出来ます。


旅館・民宿にする

昨今は外国人観光客の宿泊施設の問題で、大阪府下では「特区民泊」という、個人でも運営できる宿泊施設の許可を出しています。様々な条件があり、申請や許可を受けるまで時間を要する事になりますが、空き家をそのままにしておくより、収益につなげることが出来ます。


以上の様に空き家を解体するのではなく、再利用する方法をご紹介いたしました。物件の立地などにより、条件が異なりますが、売却しないで、他の方法をお考えの方のお役に立てればと思います。